皆さんの職場では、育休復帰前に面談が用意されていますか?
そんな制度はないという方にも職場復帰面談はぜひおすすめしたいです。
職場復帰面談を通じて抱えている不安を軽くし、円滑な復帰に向けて協力を得るためのポイントをまとめました。
事前に面談を提案しましょう
育休からの職場復帰が近づいたら、上司に面談を提案してみましょう。面談で、自分の復帰後の希望や不安を伝えたり、職場の様子を聞くだけで、復帰後のイメージもわいてきます。また、上司も復帰後のあなたの勤務や役割の調整について少なからず不安を抱えているはず。話し合うことで、双方の期待や不安を明確にできます。
職場復帰面談は、復帰前の予行練習にもなります。オンラインでもいいけれど、身支度をしてオフィスまで行ってみるのもいいですよ。
面談の準備を整えましょう
面談に備えて、会社で提供されている面談用のシートやガイドラインがあれば活用しましょう。もし指定のものがない場合でも、次の項目を整理して準備すれば十分です。
- 育児短時間などの勤務制度の利用の有無
- 勤務時間、通勤時間、保育園に預ける時間
- 保育園の送り迎えの体制
- 家族などの協力状況
- 時間外勤務の可能性
- 復帰後の仕事への希望や意気込み
- 復帰後の仕事に関する要望や提案
- 育休中に取得した資格や勉強したこと
- 子供や家族の健康状態で伝えるべきこと
- 休暇中の職場の変化についての質問
パートナーの復帰についても考えましょう
もしパートナーが育休から復帰する予定であれば、そのことも上司に伝えましょう。特に、保育園の送り迎えや子供の病気時の対応など、変わるであろう子育ての環境について話し合うことは重要です。上司はあなたの家族の状況を把握し、適切なサポートがしやすくなります。
妻が復帰する時に、保育園送迎のために朝遅くなることを上司と相談しました。結果、朝礼の時間をまにあうようにずらしてもらえて、妻の復帰後も働きやすかったです。
自ら共有することで復帰をスムーズに
自分のプライベートの内容を話すことについて、抵抗がある方もいるかもしれません。(正直、私もどこまで話そうかいつも悩みます。)しかし、あなた以上に上司は、部下のプライベートな話に踏み込むことに抵抗を感じるものです。
難しいことかもしれませんが、あなたの復帰を職場の皆にサポートしてもらうためにも、自分からできる範囲の情報を共有してみてください。
家庭の状況や希望を理解してもらうことで、上司は仕事の割り振りがしやすくなります。あなたにとっても、負荷が高すぎる、あるいは、仕事量が大幅に減らされるなどのミスマッチを防ぐことができます。
もちろん、家庭の状況は子どもの成長によってかわるもの。復帰前面談で終わりにせずに復帰してからも上司の面談の都度や、環境の変化に応じて、状況を共有することを続けることで、あなたの望む働き方が手に入れやすくなるはずです。